上級編約30分
上級③ 公開に必要な法務ページ
利用規約・プライバシーポリシー・特商法表記。売る側の義務と信頼の装備
お金を受け取れるようになった今、避けて通れないのが法務ページ。難しそうに聞こえますが、個人開発で必要なのは実質3枚。AIでひな形を作り、自分の言葉で確認して仕上げる——この型なら半日かかりません。
今日のゴール
3枚の法務ページを公開し、フッターからリンクすること。とくに特商法表記は、有料販売をするなら法律上の義務(特定商取引法)です。Stripeの本番利用申請でも求められます。
STEP1:3点セットの役割を知る
| ページ | 何のため | 必須度 |
|---|---|---|
| 特定商取引法に基づく表記 | 売る人の身元・価格・返金条件の明示 | 有料販売なら法律上の義務 |
| プライバシーポリシー | 集める個人情報と使い道の説明 | メール登録・解析を使うなら実質必須 |
| 利用規約 | サービスのルール(禁止事項・免責) | トラブル予防のため強く推奨 |
STEP2:AIにひな形を作ってもらう
法務ページを3つ作って:/terms(利用規約)/privacy(プライバシーポリシー)/tokushoho(特定商取引法に基づく表記)。前提:個人運営のWeb学習サービス、月額サブスクあり(Stripe決済)、会員登録にメールアドレスを使用、Vercel AnalyticsとGA4で解析、Claude APIにユーザー入力を送る機能あり、デジタルコンテンツのため提供開始後の返金は原則不可、サブスクはいつでも解約可能(次回更新日まで利用可)。各ページをフッターからリンクして。事業者名・住所・連絡先はプレースホルダーにしておいて。まず計画を見せて。AIのひな形は“出発点”——最終責任はあなた
生成された文章は必ず全文読んでください。実態と違う条項(やっていない機能の記述、守れない約束)は削る・直す。不安が残る部分や事業規模が大きくなったときは、専門家(弁護士・行政書士)への確認を。読んでいない規約を掲げるのが一番危険です。
STEP3:特商法表記を埋める——個人の住所はどうする?
- 事業者名・責任者
- 個人なら本名(屋号があれば併記)。
- 住所・電話番号
- 原則記載。個人開発者は「ご請求があったときは遅滞なく開示します」とする運用が広く使われています(消費者庁の解釈に基づく方式)。バーチャルオフィスを使う手も。
- 価格・支払時期・提供時期
- 表示価格(税込)/申込時に課金/決済完了後すぐ利用可、など実態どおりに。
- 返品・解約
- デジタルコンテンツの返金条件と、サブスクの解約方法を明確に。
プレースホルダーを実際の値に置き換えたら、スマホで3ページとも読んで、表の崩れや古い情報がないか確認しましょう。
STEP4:同意の導線をつなぐ
会員登録フォームに「利用規約とプライバシーポリシーに同意の上、登録します」の文言を追加して、それぞれのページへリンクして。購入ページ(/upgrade)には特定商取引法に基づく表記へのリンクも追加して。これで「掲げてあるだけ」から「同意を得る導線がある」状態に。Stripeの本番申請時には、公開URL上の特商法ページを求められるので、このまま提出できます。
おさらい:今日使った“言葉”
- 特商法表記
- 有料販売の義務。売る人の身元と条件の明示。
- プライバシーポリシー
- 個人情報の取り扱い説明。解析・AI送信も書く。
- 利用規約
- サービスのルールブック。免責と禁止事項が核。
- ひな形→自分の言葉
- AIで8割→全文読んで実態に合わせる→不安は専門家へ。
上級③・完成チェック
0 / 4お疲れさまでした!
地味ですが、ここまでやる個人開発者は少数派——それだけで信頼が一段上がります。次回④は、運営の手間を機械に任せる自動化。あなたが寝ている間も回る仕組みを作ります。