ドリルのカリキュラムへ

ドリル20

Next.jsドリル① 仕組みまるわかり

ページ・ルーティング・サーバーの関係を、図解で総点検

ReactドリルでReactの“部品”を体験しました。Next.jsは、そのReactを使って本物のWebサイトを組み立てる“全部入りキット”です。今日は手を動かす前に、仕組みを図解で総点検します(実際に動かすのはハンズオン初級編)。

このドリルは“読んで分かる”回

Next.jsはブラウザの中だけでは動かせないので、今日は仕組みの地図を頭に入れます。地図があると、初級編で実際に作るとき迷いません。

その1:フォルダがそのままURLになる

Next.js最大の特徴。**app フォルダの中の構成が、そのままWebサイトのURL(住所)になります。 ファイルを置くだけでページが生まれる——これをルーティング**(道案内)と呼びます。

置いたファイルできるURL(住所)
app/page.tsx/(トップページ)
app/about/page.tsx/about
app/blog/page.tsx/blog
app/contact/page.tsx/contact

page.tsx という決まった名前のファイルが「このフォルダのページの中身」です。初級②で「/about を作って」と頼んだとき、AIが置いていたのは app/about/page.tsx。あれはこの仕組みだったんです。

その2:全ページ共通の“額縁”——layout.tsx

各ページの中身が page.tsx。それを囲む共通の枠(ヘッダー・フッターなど)が layout.tsx です。額縁を1つ直すと全ページに反映——初級②で体験した「1つ直せば全部変わる」の正体がこれです。

page.tsx
そのページだけの中身。
layout.tsx
全ページ共通の枠(ヘッダー/フッター)。
入れ子のlayout
フォルダごとにlayoutを置くと、その区画だけの共通枠も作れる。

その3:ページの中身は“Reactの部品”でできている

page.tsxの中身は、Reactドリルでやったコンポーネントそのもの。だからNext.jsの前にReactを触っておくと、すっと入れます。下は、Next.jsのトップページの中身に近いイメージ(Reactミニ環境で動かせます)。

function App() {
  return (
    <main>
      <h1>My App</h1>
      <p>ファイルを置くだけでページができる。</p>
    </main>
  );
}

✍️ その3:トップページの中身

これは Next.js の app/page.tsx の中身に近い形。h1 や p を書き換えて、トップページを作る感覚を味わおう。

プレビュー(打つとすぐ反映・初回は読み込みに数秒

実際のNext.jsでは function App() の代わりに export default function Page() と書きますが、「HTMLのようなものを返す関数がページになる」という芯はまったく同じです。

その4:サーバーとブラウザの“分担”

無料講座で学んだ「サーバー=厨房、ブラウザ=客席」。Next.jsの嬉しさは、どちらの仕事も同じプロジェクトに書けることです。

サーバー側(既定)
厨房。データベースから取る・秘密の鍵を使う“裏方”はここ。Next.jsでは何も付けなければこちら。
クライアント側("use client")
クリックや入力など“その場の反応”が要る画面は、ファイル先頭に "use client" と書く。

初級④⑤の意味が分かる

ログインのボタンやフォームの画面には "use client" が、データを安全に扱う部分はサーバー側に——初級④⑤では自然にこう分かれていました。今ならその理由が分かるはずです。

その5:作って→公開、の流れ

  1. コードをGitHubに置く(保管庫)。
  2. Vercelにつなぐ(公開ライン)。
  3. mainに反映すると、Vercelが自動でビルド&公開。
  4. 発行されたURLで、世界中から見られる。

この一連を、超初級ハンズオンでは1枚のHTMLで、初級ハンズオンではNext.jsで体験します。仕組みの地図は、これで完成です。

おさらい:今日の地図

ルーティング
appフォルダの構成=URL。page.tsxがページの中身。
layout.tsx
全ページ共通の枠。1つ直せば全部変わる。
コンポーネント
ページの中身はReactの部品。
サーバー/クライアント
裏方は既定、反応が要る画面は "use client"。

Next.jsドリル①・完成チェック

0 / 4

🎉 言語別ドリル、コンプリート!

Next.jsの“地図”が頭に入りました。あとはハンズオン初級編で実際に手を動かすだけ。ドリルで概念を、ハンズオンで実物を——この順番が一番つまずきません。おつかれさまでした!